ActiveDirectroyからCloud UniPassへのアカウントを同期するためのツールです。(Windows Server 2025 対応済み)
以降の作業は、管理者権限のあるアカウントで行ってください。

同期可能な処理
同期方向処理内容
AD → Cloud UniPass追加ADユーザ追加時にCloud UniPassアカウントを追加する
削除ADユーザ削除時にCloud UniPassアカウントを無効にする
PW変更ADユーザのPWを変更したときにCloud UniPassのWinログイン情報を更新する
データダウンロード

ツールのデータ「ADSync.zip」は下記ボタンよりダウンロードいただけます。

同期可能な情報
ADの属性同期
方向
Cloud UniPassのデータ内容
userPrincipalName
sAMAccountName
employeeNumber
mail
givenName
sn
displayName
⇒userIdCloud UniPassのユーザーID
ADの属性を指定して同期
userPrincipalNameuserName (appData50008)Cloud UniPass Windows Logonのユーザー名
passwordplainPassword (appData50008)Cloud UniPass Windows Logonのパスワード
passwordCloud UniPassのパスワード
displayNameuserNameCloud UniPassの表示名
descriptiondescription詳細
groupgroupId設定どおりに変換して同期
managedByrollドメインの管理者権限の時にCloud UniPassのカスタマ管理者の権限を付与

モジュールのインストール

  1. ADサーバーで「ADSync.zip」を解凍し「C:¥CloudUniPass¥ADSync」へ展開(コピー)します。
  2. 「ADSyncAdminTool.exe」を実行し、管理者ツールを起動します。
    ファイル機能
    ADSyncAdminTool.exeAD同期ツールのインストールと動作確認を行うための管理者用ツールです。
    ad_user_sync.exeAD同期ツールの本体です。Windowsサービスとして動作します。
    cloudunipass_password_filter.dllADユーザーのパスワード変更を検出してAD同期ツール本体に通知します。
    EventlogHook.exeイベントログの変更を受け、ADユーザーの削除をAD同期ツール本体に通知します。
    ad_user_sync.ini同期ツールの設定ファイルです。
  3. 「インストール」ボタンをクリックしてAD同期ツールのインストールを実行します。

    主なメニュー項目とボタンの機能は以下の通りです。
    メニュー項目ボタン名称機能
    AD同期サービスの設定インストールPCにAD同期ツールのサービスをインストールします。
    アンインストールインストールしたものをすべて削除し、サービスを解除します。
    サービスの開始AD同期ツールのサービスを開始します。
    サービスの停止AD同期ツールのサービスを停止します。
    接続テストAD接続ADへの接続を行います。
    また、AD設定後の動作確認に使用します。
    Cloud UniPass接続
    ADユーザーの情報取得ユーザー情報取得ADへ接続し、ユーザー情報が取得可能か確認します。
    Cloud UniPassサーバーへの通知テストパスワード更新ADのユーザーを追加した際の処理を呼び出してテスト実行します。
    ユーザー削除ADのユーザーを削除した際の処理を呼び出してテスト実行します。
    ADイベントユーザー削除ログ実際のADユーザーを削除した際のログを確認できます。
    PW更新ログ実際のADユーザーのパスワードを更新した際のログを確認できます。
  4. 「インストール」を実行時には以下の処理を行います。
    • cloudunipass_password_filter.dllをシステムフォルダにコピー
    • cloudunipass_password_filter.dllをレジストリに登録
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa
      • Notification Packages(REG_MULTI_SZ)にcloudunipass_password_filterを追加
    • ad_user_sync.exeをサービスに登録
    • フォルダの作成(C:\Log)
  5. OSを再起動します。同期ツールのインストールはこれで完了です。

ADへの接続方法

AD同期ツールから接続時、ADへの接続には「LDAP (シンプルバインド)」「LDAP(StartTLS)」「LDAPS(SSL/TLS)」の3通り方法があります。
詳細は「AD同期接続設定」を参照してください。

AD同期ツールの設定

  1. AD同期ツールの設定は「C:\Cloud UniPass\ADSync\」にある iniファイルで行います。
    「ad_user_sync.ini」をエディタ等で編集し、設定の変更を行ってください。
    キー必須内容
    [cloudunipass]
    urlーCloud UniPassのエンドポイント(通常時は設定不要)
    検証やデモ用途で本番環境以外のサーバーを利用する場合に指定します。
    customerId必須Cloud UniPassのカスタマーIDを設定します。
    userId必須同期に使うCloud UniPassアカウントのユーザーIDを設定します。
    password必須同期に使うCloud UniPassアカウントのパスワードを設定します。
    proxyープロキシサーバーを経由して通信する場合に指定します。
    [ad]( [ad2] は、マルチドメイン時に設定)
    connectType必須ADへの接続方法を選択します。詳細は「AD同期接続設定」を参照。
    0:LDAP (デフォルト)
    1:LDAP+StartTLS
    2:LDAPS
    uri必須ADのエンドポイントを選択します。
    ldap://localhost:389(LDAP、LDAP+StartTLS時)
    ldaps://localhost:636(LDAPS時)
    bindDN必須ADに接続する際のユーザID (UPN形式)
    bindPassword必須ADに接続する際のパスワード
    domain必須接続先のドメインを指定(UPN形式)
    workgroup必須接続先のドメイン名を指定(ワークグループ形式)
    [group1] ~ [group20](詳細は「グループの振り分け条件」を参照)
    cloudunipass_groupidー条件に一致したユーザーを同期するCloud UniPassのグループIDを指定します。
    一致したユーザーを同期しない場合は「non」を指定します。
    attribute1ー1つ目の条件の属性を指定します。アトリビュートは以下を指定できます。
    ・ou:OU名
    ・memberOf:所属するグループ
    ・company:会社名
    ・department:部署
    ・title:役職
    ・physicalDeliveryOfficeName:事業所
    ・info:メモ欄
    data1ー1つ目の条件のデータを指定します。完全一致のみ。
    attribute2ー2つ目の条件の属性を指定します。
    条件が1つの場合は場合はコメントアウト、または空白を指定します。
    data2ー2つ目の条件のデータを指定します。
    条件が1つの場合は場合はコメントアウト、または空白を指定します。
    [userSync]
    portー待ち受けポート番号を指定します。ADにインストールしたツール間で通信を行います。
    subUri*ー別のADにインストールしたuserSyncのURLを設定します。
    ADが複数台ある場合はすべて記載してください。
    記入例:subUri1=https://ad2.cec.co.jp:10456
    addUserーCloud UniPassアカウントが無い場合に自動で作成するか否かを設定します。
    0:Cloud UniPassのアカウントを作成しない
    1:Cloud UniPassのアカウントを作成する(デフォルト)
    addUserDefaultーグループ振り分けの条件に一致しないユーザーをCloud UniPassに登録するか否かを設定します。
    0:登録しない
    1:Cloud UniPassのdefault-groupに登録する(デフォルト)
    delUserーADユーザーを削除したときにCloud UniPassアカウントを削除するか否かを設定します。
    0:Cloud UniPassのアカウントは削除しない(デフォルト)
    1:Cloud UniPassのアカウントを削除する
    CloudunipassPasswordSyncーADパスワードの更新時にCloud UniPassのパスワードを更新するか否かを設定します。
    0:更新しない
    1:更新する(デフォルト)
    WinloginPasswordSyncーADパスワードの更新時にCloud UniPassのWindowsログイン情報を更新するか否かを設定します。
    0:更新しない
    1:更新する(デフォルト)
    managedByー「Domain Admins」に所属するユーザーをCloud UniPassの管理者として登録するか否かを設定します。
    0:権限は同期しない
    1:(デフォルト)
    ・管理者グループに所属するアカウントは、テナント管理者として登録&更新が行われる。
    ・管理者グループに所属しないアカウントは、一般ユーザーとして登録され権限の更新は行われない。
    userIdーCloud UniPassのユーザーIDとして登録するADの属性を設定します。
    ・sAMAccountName:Cloud UniPass\userのuserの部分がCloud UniPassのユーザIDになります
    ・userPrincipalName:user@Cloud UniPass.localがCloud UniPassのユーザIDとなります
    ・employeeNumber
    ・mail
    ・givenName
    ・sn
    ・displayName
    nameーCloud UniPassの表示名として登録するADの属性を設定します。
    表示名を更新するかどうかは「updateName」の項目で指定します。
    ・userPrincipalName:ユーザーログオン名 user01@Cloud UniPass.local
    ・upnUser:userPrincipalNameの@から前の部分
    ・sAMAccountName:ユーザーログオン名 Windows2000以前 「Cloud UniPass\user01」の\から後ろの部分
    ・employeeNumber:社員番号
    ・mail:電子メール
    ・sn+givenName:性+名前 ※間に半角スペースが入ります。
    ・givenName:名
    ・sn:性
    ・displayName:表示名
    updateNameーCloud UniPassの表示名を上書きするか否かを設定します。
    0:Cloud UniPassの表示名ある場合は上書きしない(デフォルト)
    1:Cloud UniPassの表示名ある場合は上書きする
    syncIntervalーActiveDirectoryのユーザー情報更新をチェックするタイミング(分)を設定します。間隔が短いほどリアルタイムに近くなりますが、ADサーバーへの負荷が高くなります。
    0:チェックしない
    1~59:指定した分間隔でチェックする
    60:1時間毎にチェックする(デフォルト)
    120:2時間毎にチェックする
    1440:24時間毎にチェックする
    updateIntervalー指定した時間以内(分)に更新されたActiveDirectoryのユーザーを同期します。syncIntervalより長い時間を指定してください。複数回の同期を行っても動作上の問題はありません。
    60:1時間以内に更新されたユーザー情報を同期する
    120:2時間以内に更新されたユーザー情報を同期する(デフォルト)
    1440:24時間以内に更新されたユーザー情報を同期する
  2. 編集完了後は、管理者ツールの「接続テスト」項目にある、「AD接続」ボタン、「Cloud UniPass接続」ボタンから接続の確認をします。
  3. テスト後、問題が無ければツールの「サービスの開始」ボタンからサービスを開始してください。

グループの振り分け条件

Cloud UniPassのグループへの同期条件を詳細に指定することができます。
下記情報を参考に「ad_user_sync.ini」ファイルをエディター等で編集します。
グループ振り分け条件は、1つの[group]セクションを1つのグループ振り分け条件とし、1~20まで指定できます。

  • グループへの振り分けは最大で20まで指定できる:Cloud UniPassのグループを最大20個作成し振り分けが可能
  • 同期条件のアトリビュートは2つまで指定できる
  • 条件を上から確認していき一致した条件のグループに振り分ける
  • 同期先にはCloud UniPassのグループを指定できる、または同期しないことも指定できる
例えば以下のような振り分けが可能
  • 例1
    • 部署名(department )がdev2、役職(title)が課長のユーザーはCloud UniPass_dev2_admin_groupグループ
    • 部署名(department )がdev2のユーザーはCloud UniPass_dev2_groupグループ
  • 例2
    • OU(ou)がeigyo_ouで事業所(physicalDeliveryOfficeName)がtokyoのユーザーはtokyo_eigyoグループ
    • OU(ou)がeigyo_ouで事業所(physicalDeliveryOfficeName)がnagoyaのユーザーはnagoya_eigyoグループ
    • OU(ou)がeigyo_ouのその他の人ははeigyoグループ
  • 例3
    • メモ欄(info)がgroup1のユーザーはgroup1グループ
    • メモ欄(info)がgroup2のユーザーはgroup2グループ
    • その他の人は同期しない

グループポリシーの設定

ADでユーザーを削除する際にイベントログが出力されるよう、グループポリシーを設定します。グループポリシーの設定手順は以下の通りです。

  1. Windowsキー + R で「ファイル名を指定して実行」を開き、「mmc」と入力してOKを押します。
  2. 「Microsoft管理コンソール」が開いたら、ファイルメニューの「スナップインの追加と削除」を選択します。
  3. 「利用できるスナップイン」列から「グループポリシーの管理(グループポリシーオブジェクトエディター)」を選択して、追加します。
  4. ドメインを選択して右クリックメニュー「このドメインにGPOを作成し、このコンテナにリンクする」を選択、任意の名前を設定します。
  5. リンクされたグループポリシーから作成したポリシーを選択し、右クリックメニューの「編集」を選択します。
  6. 「コンピュータの構成」→「ポリシー」→「Windowsの設定」→「セキュリティの設定」→「ローカルポリシー」→「監視ポリシー」から「アカウント管理の監査」を選択し「成功」を監査対象にします。
  7. 動作確認をします。ドメインにアカウントを追加、削除後、イベントログに「ID4726」のイベントが出力されることを確認してください。